軽油というと、ディーゼルエンジン車に使用する燃料だということをご存知の方は多いでしょう。
しかし、軽油は雪国などの寒冷地で凍ってしまうという事実を皆さんはご存知でしたか。
凍るとはいえ、氷のように固くなってしまうわけではなく、ワックスが分離してシャーベットのようになってしまいます。
これによってフィルターを詰まらせてエンジンがかからなくなってしまうといった状況に陥ることがあるのです。
気温の変化に影響する軽油は5つの種類が用意されていて、寒冷地、または季節ごとに販売されている軽油の種類が異なっています。
特1号、1号、2号、3号、特3号の5段階で、特3号が一番凍りにくいことから、雪国の冬は特3号が使われているのです。
一方で、関東は真冬は2号が使われています。
ただ、夏にもなれば北海道でも特1号が使われており、季節、地域によって使い分けられているのです。